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4/27・群馬戦 デジタルマッチデープログラム

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PDFをダウンロードし、A3用紙に印刷してください。表紙とP2、裏表紙とP3の組み合わせで印刷していない面を貼り合わせ、さらにホッチキスなどで留めれば原寸に近いサイズのマッチデープログラムになります。


結果で恩返しを

前節のモンテディオ山形戦で、武田英寿は後半途中からピッチに立った。2点を追いかける展開でスルーパスを狙い、シュートを放った。チームとしても相手ゴールへ何度も迫ったが、勝点をつかむことはできなかった。 「自分が入った時間帯からも、ゴールチャンスはありました。決めるべきところで決めるとか、ゴール前の質を高めていくことが必要だと思います」

シーズン序盤の自身のパフォーマンスは、納得できるものではないだろう。開幕スタメンこそ勝ち取ったものの、その後はメンバー外の試合も経験している。しかし、5試合目の出場となった山形戦は、意欲的な姿勢がはっきりと読み取れた。

「霜田監督からは『ゴールに近いところでプレーしてくれ』と言われて、チームとしても自分としても、追いかける展開だからいくしかないところで、迷わずゴールへ向かってプレーできたことは、個人的に次につながるかなと思います」

チームは第10節で初勝利をつかんだが、浮上のきっかけをつかむには至っていない。黒星先行の状況下では、山形戦のような追いかける展開は苦しい。

「前半に失点した試合がそれまであったので、同じことを繰り返しちゃいけないという気持ちがプレッシャーのようになって、前半から前へいけないところがあるのかもしれません。ここまでは自分たちが思い描いていたシーズンになっていないので、ピッチのなかで悩むところもありました。僕自身も、結果につながるパフォーマンスをしなければいけないと感じています」

新任の原博実フットボール本部長からは、結果にこだわれと言われている。「積極的にシュートを打って、点を決めろと。僕自身、試合に出たらやってやろうと常に考えているので、練習からしっかりアピールをしてチャンスをつかんで、試合で結果を残したいです」

相手の大槻毅監督は、2020年の浦和レッズ加入当時の指揮官だ。私生活にも目配せをしてもらった恩師の前で、「成長した姿を見せたい」と言葉に力をこめる。

「大槻さんは分析がとても細かくて、ザスパクサツ群馬のサッカーはしっかりと堅いイメージがある。実際に失点も少ないですし。そこをなんとかこじ開けて、結果で恩返しをしたいですね」

高精度の左足から繰り出すパスで得点を演出し、自らも今季初ゴールを決めてみせる──ファン・サポーターは、背番号14の躍動を待ち望んでいる。
(戸塚 啓)

PREVIEW OMIYA
求む先制点。ポイントは攻守の切り替え

前節はアウェイで山形に敗れ、今季初の連勝を逃した。後半は複数回の決定機を作り出しただけに、前半の2失点が悔やまれる。

群馬はここまで白星先行の6位だ。前節は秋田に敗れたものの、6試合でクリーンシートを達成するなど守備が安定している。

守備からリズムを作っていくのが相手のプランとすれば、試合の入りが重要になる。山形戦のように、追いかける展開は避けなければならない。キックオフと同時にパワーを注いで先制点を奪い、主導権を掌握する展開へ持ち込むのだ。

攻守の切り替わりの場面は、この試合のポイントになるだろう。守から攻へのスイッチを素早く入れることで、相手CBに高さと強さを発揮させないのだ。一方、攻から守への切り替わりの局面では、カウンターを確実に封じたい。

霜田監督は山形戦の後半途中から、2トップを採用した。ここまで5得点の河田に加えて菊地、中野が2試合連続で途中出場しており、前線の選択肢が増えている印象だ。

一方、群馬の大槻監督は4バックを基本布陣としつつも、3バックを採用したことがある。対戦相手のスカウティングに長けているだけに、大宮の長所を消すための策を打ってくることも考えられる。両指揮官のゲームプランとベンチワークも、勝敗を分けるカギになりそうだ。
(戸塚 啓)

予想フォーメーション

DATA ANALYSIS
通算成績
ランキング
大宮アルディージャ ザスパクサツ群馬
ゴール アシスト ゴール アシスト
河田 篤秀 5 柴山 昌也 5 平松 宗 2 加藤 潤也 2
矢島 慎也 2 茂木 力也 1 城和 隼颯 1 小島 雅也 1
新里 亮 1 矢島 慎也 1 内田 達也 1 岩上 祐三 1
茂木 力也 1 三幸 秀稔 1 岩上 祐三 1 風間 宏希 1
小野 雅史 1 小野 雅史 1 天竺 泰輝 他3名 1 山中 惇希 1
※データはすべて2022年4月26日現在
PREVIEW GUNMA
堅守を武器に大健闘。昨季のリベンジを狙う

群馬にとってはリベンジマッチとなる。昨季のシーズン最終戦、残留争いの大一番で大宮と対戦した。勝点を奪えば自力残留となる状況下、群馬は試合開始早々に加藤が先制ゴールを決めて大きなアドバンテージを得た。しかし、尻に火がついた大宮の猛攻を浴びて結果的には1-3で完敗。大宮が自力残留を決めて、群馬は他カードの結果によってJ2残留を果たした。

群馬は今季、元浦和レッズ指揮官の大槻監督を招へいして新たなスタートを切った。元大宮の畑尾、岩上を軸にチーム作りに取り掛かったチームは開幕戦で勝利を挙げると、堅守を武器に勝点を積み上げていった。苦戦が続く今節の相手とは対照的に、群馬は開幕11試合を終えて5勝2分4敗の戦果を挙げて上位争いを演じるなど、J2に旋風を起こしている。

攻撃の軸は、深堀と加藤の2トップ。中盤は田中、天笠の若手がゲームメークし、チャンスを演出する。J2下位クラスの強化予算ながらも、J1昇格プレーオフ圏内に位置するなど、コストパフォーマンスの良い戦績を残している。

現在の順位は群馬が6位で、大宮が21位。過去においては大宮が格上だったかもしれないが、今季は自信を持って戦える状況だ。昨季最終戦のリベンジを果たすことで、チームの進化を証明する。

(エル・ゴラッソ群馬担当/伊藤 寿学)


PICK UP PLAYER
MF 8 岩上祐三

2016、2017年に大宮でプレーしたキャリアを持つ岩上。2020年からは群馬でプレーし、チームの大黒柱としての役割を果たしている。

獅子のごとくボールを奪い取り、右足のパンチ力も抜群。第10節・琉球戦では、クロスの跳ね返りを拾って豪快なミドルシュートを決めて、勝利に貢献した。第4節からは主将・細貝の負傷によって、キャプテンマークを巻いてプレーしている。

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