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キャリアデザインサポートプログラム 2022年度「Jリーグ版よのなか科」実施レポート
8月20日(日)から11月23日(水祝)にかけて、大宮アルディージャU15に所属する中学1年生の選手18名を対象に、キャリアデザインサポートプログラム 2022年度「Jリーグ版よのなか科」を実施しました。

「Jリーグ版よのなか科」は、プロを目指す競技者として、サッカーとこれからの自分とのかかわり方について考え、自分なりの考えを持つきっかけにすること、また競技者として必要な思考力のトレーニングとして、自分で考え、他者には色々な考えや意見があることを知り、考えることを楽しむという実体験を通して、コミュニケーション能力などの力を育成させることを目的とした、Jリーグが推奨するキャリアデザインサポートプログラムです。

大宮アルディージャでは、毎年この「Jリーグ版よのなか科」を実施しています。今年度はファシリテーターを横谷亮 U15コーチ(U13担当)が務め、保護者の方にもオンラインでご参加いただき、全5回のプログラムを実施しました。

第1回「Jクラブをとりまく“お金”から仕組みを考える」では、サッカー産業がどのように成り立っているのかを「収入」と「支出」に分けて分析し、クラブ経営についての理解を深めました。また、ゲストティーチャーとして佐野秀彦 代表取締役社長が登場しクラブ経営について説明をしたほか、選手たちへメッセージを送りました。また講義後には、同日に行われたトップチームのホームゲームにおいてサポートスタッフ体験を実施し、ホームゲームの仕組みなども学びました。

第2回「Jリーグがめざすものを考える」では、ディベートを交えながら、地域に根ざしたホームタウン制やサポーターという共生市民の考え方を理解し、クラブが行っているホームタウン活動を振り返ったりと、サッカー産業の仕組みを考えました。

第3回「Jリーグをとりまく職業を考える」、第4回「職業と意志・役割・能力」の関係について考える」では、サッカー産業とりまくたくさんの職業について考え、それぞれのイメージや意見を共有しました。ゲストティーチャーとして、アカデミーOBであり現在は大宮アルディージャクラブパートナーの株式会社pay forward 三宅亮輔 代表取締役社長、大宮アルディージャの塚本泰史 クラブアンバサダーに話を伺い、職業の社会的な意義・役割や、役割を担う能力・スキルの必要性を学びました。

最終回となる第5回「自分のキャリアイメージプランを考える」では、サッカー選手としての「意志」「役割」「能力」の視点で自身を客観的に分析し、自分の5年後のキャリアイメージプランを考え発表しました。自分だけでなくチームメートの考え方に触れることで、互いの価値観や考えを共有しました。

最終回にはサプライズゲストとして、アカデミーOBで来季トップチーム加入が内定しており、また自身も中学1年生のときにこの「よのなか科」を受けている高柳郁弥 選手(現東洋大)が登場し、これまでの経験や後輩たちへのアドバイスなど伝えました。普段はあまり顔を合わせることができないトップチームの選手とも交流することができ、非常に有意義な一日となりました。

選手たちは5つのプログラムを通じ、Jリーグの産業構造やサッカーにかかわる様々な職種があることを知りました。また、自らのキャリア形成への意識が高まり、競技者としての人間性・社会性の形成、コミュニケーション能力の必要性を理解しました。

今後ともトップチーム同様、アカデミー活動へのご理解、ならびにクラブの将来を担うアカデミー所属選手たちへのご声援をよろしくお願いします。
  • アカデミー

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