NEWS

ニュース

キャリアデザイン支援プログラム 2015年度「Jリーグ版[よのなか]科」実施レポート
 8月8日(土)~9月21日(月祝)にかけて、Jr.ユース所属選手(U-13)21名を対象に、キャリアデザイン支援プログラム 2015年度「Jリーグ版[よのなか]科」を実施しました。

 「Jリーグ版[よのなか]科」は、プロを目指す競技者として、サッカーとこれからの自分とのかかわり方について考え、自分なりの考えをもつきっかけにすること、また、競技者として必要な思考力のトレーニングとして、自分で考え、他者の色々な考えや意見があることを知り、考えることを楽しむという実体験を通して、コミュニケーション能力などの力を育成させることを目的としたキャリアデザイン支援プログラムです。

 大宮アルディージャでは一昨年から毎年、U-13の選手を対象とし「Jリーグ版[よのなか]科」を実施しています。今年はコーディネーターを中谷 優介Jr.ユースコーチが務め、第1回は第28節・栃木戦の当日にNACK5スタジアム大宮で、第2回目から第4回目までは志木クラブハウスで、最終回となる第5回目はオレンジキューブで実施しました。

 第1回「Jクラブをとりまく“お金”から仕組みを考える」では、サッカー産業がどのように成り立っているのかを、「収入」と「支出」に分けて分析し、クラブ経営についての理解を深めました。また、ゲストティーチャーとして鈴木茂代表取締役社長が登場し、クラブ経営についての説明のほか、U-13の選手たちへメッセージを送りました。講義が終わると、サポートスタッフとしてゲートでのサンプリング配布などの試合運営業務を体験、トップチームの試合も観戦しました。

 第2回「Jリーグがめざすものを考える」では、地域に根ざしたホームタウン制、サポーターという共生市民の考え方を理解し、クラブの行っているホームタウン活動を振り返りながら、サッカー産業の仕組みを考えました。

 第3回「Jリーグをとりまく職業を考える」、第4回「職業と意志・役割・能力」の関係について考える」では、サッカー産業をとりまくたくさんの職業について考え、それぞれのイメージや意見を共有しました。また、ゲストティーチャーとして、スタジアムDJの高森 浩二さん、事業本部広報・プロモーショングループの小島 陽介リーダーに話を伺い、職業の社会的な意義・役割や、役割を担う能力・スキルの必要性を学びました。

 最終回は午前中に高木のグラウンドでトレーニングを行い、オレンジキューブの食堂で昼食をとってから講義に入りました。第5回「自分のキャリアイメージプランを考える」では、サッカー選手としての自分自身を「意志」「役割」「能力」の視点で客観的に分析し、自分の5年後のキャリアイメージプランを考え発表しました。自分だけでなく、チームメイトの考え方にふれることでお互いの価値観や考えを共有しました。最後にはサプライズゲストとして、トップチームからアカデミー出身でジュニア1期生の大山 啓輔選手が登場し、自分自身の経験談や後輩たちへのアドバイス、メッセージを送りました。また、講義の時間以外でも、トップチームの選手たちがプレゼントを持って駆けつけたり、一緒に写真を撮ったりと、普段は活動拠点が異なるため中々顔を合わせることの少ないトップチームの選手たちとも交流することができました。その後は、午後から行われたトップチームの練習を見学し終了となりました。

 選手たちは5つのプログラムを通して、Jリーグの産業構造やサッカーにかかわる様々な職種があることを知りました。また自らの将来のキャリア形成への意識が高まり、競技者としての人間性・社会性の形成、コミュニケーション能力の必要性を理解しました。

 大宮アルディージャでは、「スポーツを通じて夢と感動をわかち合える、より良い地域社会の実現に貢献します。」という理念のもと、スポーツを中心とした様々な活動を通じて、地域の発展に貢献できるよう、これからも活動を続けて参ります。今後ともトップチーム同様、アカデミー活動へのご理解、ならびに、アルディージャの将来を担うアカデミー所属選手たちへのご声援をよろしくお願いいたします。
  • アカデミー

FOLLOW US

パートナーバナー

アーカイブ