大宮
- 4' 栗本 広輝
- 61' 袴田 裕太郎
- 65' 柴山 昌也
長崎
- 22' クレイソン
- 48' エジガル ジュニオ
- 78' 植中 朝日
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プロ入り1年目から残留を争うところでプレーすることは想像していませんでしたが、この3か月間、ずっと痺れる試合しかないなかでプレーできたことは貴重な経験でした。試行錯誤を繰り返したことで自分自身の成長につながりました。どんなサッカーでも勝機はありますし、どこかで相手の隙を突くこともできますし、我慢していれば相手が焦れることも頭で分かっていましたが、実際にそれを経験できたことは良かったです。
試合に出られたことで失点に絡んだり、長所や質を確認できたりして、本当にまだまだだなという部分も感じていますし、通用する部分も知ることができました。
大宮の一員として、来季に向けて大宮が上がっていくぞという部分を見せないといけないですし、ファン・サポーターの皆さんに結果と戦う姿勢を見せて、人の心を動かすプレーをしたいです。
あっという間のシーズンで自分が何かを残せたかといえば、走って戦ったことしかありません。その評価はファン・サポーターの皆さんがすることですが、大宮のファン・サポーターは熱くて温かく、あらためて良いクラブだと思いましたので、最後に恩返しという意味で勝利を届けたいです。
前節は技術やパッションのすべてで上回られて負けた試合でした。後ろの選手としては守備からリズムを作りたかったのですが、自分たちのリズムを取り戻す部分を含めて明確に変えることができずに試合が終わってしまいました。失点のところは僕個人の対応に責任もありますし、スコア通りの差を感じました。
長崎が相手になるので徳島とは異なった特長を持つチームですし、サッカーのやり方や相手によって多少変化しなくてはいけない部分はありますので、しっかり準備したいと思います。
試合に向かっていく気持ちの部分や、試合中もどれだけ強い気持ちを持って戦うのかという部分が大事です。メンタルという言葉はあまり好きではありませんが、みんなのエネルギーや情熱はサッカーにおいて大きい要素ですし、それがなかったら技術や戦術などはまったく意味のないものになってしまいます。何を自分たちのなかに持ってやるのかといえば、それはサッカー選手としてのプライドだと思いますし、そこはどんな状況でも変わってはいけません。最終戦に向けてパワーを出せるようなオーガナイズを、自分たちで作っていきたいです。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
10 | シュート | 8 |
---|---|---|
11 | GK | 16 |
6 | CK | 3 |
8 | 直接FK | 6 |
3 | 間接FK | 0 |
1 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
試合は、立ち上がりから積極性が見られた。先制点が生まれたのは、4分。右サイドでバックパスを受けた岡庭のクロスに合わせて栗本がゴール正面に飛び込み、ヘディングシュートを決めた。相馬監督が就任してから中盤のバランサーとして欠かせない役割を果たしてきた栗本だが「僕自身、得点がなかったこともありますし、今回は僕が高い位置でプレーするというところも言われていた。(起用され始めた)最初のころはそうしていたけど、シーズンを通して変えてきていたところもあり、前に行ってほしいということを聞いて、少しウエイトを前に置いた」と攻撃に注力。配置と意気込みがマッチし、栗本のJリーグ初得点が生まれた。
直後には、中央に入り込んだ左MF矢島慎がシュートを放つなど、勢いの良さが目立っていた。ところが、その後は長崎にボールを支配されて押し込まれた。相馬監督も試合後に「前半は重心を低くされる時間が長くて苦しいゲームだった」と認める展開。22分、押し込まれた場面で小島が自陣のペナルティーアーク右側付近でファウル。長崎のクレイソンに直接FKを決められて同点に追いつかれた。
後半の立ち上がりは攻め込んだが、カウンターによる中央突破で置き去りにされて48分に失点。しかし、今度は長崎が少し引き気味になり、ボールを持てるようになると攻撃が改善した。57分、中央でくさびのパスを入れると、富山はシュートを打ち切れなかったが、こぼれ球を小島がシュート。直後には岡庭が攻撃参加からカットインシュートを仕掛けるなど、少しずつペースを巻き返した。
そして、61分、左CKから矢島慎がスピードのあるパスを蹴り込むと、ファーサイドで袴田がボレーで合わせてゴール。今季途中から加入した袴田は、これが4点目だ。
さらに1分後、小島の縦パスを受けた矢島慎がPA内で倒されてPKを獲得。本来はキッカーを務める矢島慎の声掛けでキッカーを任された柴山が、ゴール右へ決めて一気に逆転した。柴山は「怖さはまったくなく、慎也君(矢島)の言葉で火がついた。緊張せず、冷静に流し込んだ。プロになって初めてのPKだったけど、サポーターがバックで見守ってくれていたので、心強かった」と振り返った。
76分には、柴山が右サイドを突破して、投入されたばかりのMF大山がゴール前で飛び込むチャンスもあった。しかし、このまま勝ち切れないところもまた、今季を象徴する流れだった。78分、ゴール前の混戦をしのいで栗本がボールを外に運び出そうとしたが、相手に奪い返されると、クロスを押し込まれて失点。
相馬監督は83分に河田と武田を同時に投入して前線に並べて勝ち越しを狙ったが、89分に大山のクロスを武田が頭で合わせた場面は、ゴールの枠を捉えず。試合終盤には、泉澤、吉永も出場。終盤、泉澤のパスで抜け出した河田のラストパスに吉永が飛び込もうとしたが、わずかに合わなかった。
試合は、3-3で終了。主将の富山は、試合後のセレモニーで「当初の目標とかけ離れた結果になり、申し訳ありませんでした。来季以降、応援されるクラブになり、結果で恩返しをしていけるようにしたい」とマイクを通してメッセージを送り、シーズンを通したサポートに感謝を示した。
勝点43、過去最低の19位という成績に、誰も満足はしていない。まずは休息が大事だが、来季に向けて、今シーズンで何度も噛み締めた悔しさから、何を得て前に進もうとするのか、それぞれの捉え方が問われる。
(総評:平野 貴也)
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立ち上がりに我々らしい形で点を取ることができたのですが、セットプレーで追いつかれてしまいました。前半は我々のブロックを少し低くさせられてしまう時間が長くて、苦しいゲームでした。もう少し足が出るイメージをしていたのですが、暑さの影響も多少あったのかもしれません。
後半はハーフタイムに話したことを含めて、前に出る姿勢を持ちながらプレーできていたのですが、カウンターで失点してしまいました。それをひっくり返すところまで持っていけたことは、選手たちがよく戦ってくれたと思いますし、自分たちの良いところを出すということをやってくれました。ただ、最後にリードしてから少し重心が下がってしまった部分もあったかと思います。判断のミスもありましたが、そういったところを含めて、今日は勝ちにいったなかで、良いゲームをしてるけれども勝ち切れないというのは、選手たちにも話しましたが、自分の力不足でもあると思います。それが今日の最終戦に出たということで、いまの我々の力だと思います。
それでも、選手たちが戦う部分を持ちながら今日プレーしてくれたことには非常に感謝していますし、それは最終戦に集まってくださった方々に見せることができたのかなと思います。
8月に加入してすごく楽しい時間を過ごすことができたので、最後は感謝の気持ちをもってプレーしようと思って試合に入りました。大宮はJ2で残留争いするクラブではありませんし、もっともっと上に行かなくてはいけないクラブなので、最後は勝って終わりたかったです。先制したものの逆転されたり、勝ち越しても追いつかれたりしたゲーム展開で、チームとして常に声を掛け合って集中して戦っていたのですが、際のところや切り替えのところで弱さが出てしまいました。僕もその部分を突き詰めてやっていかなくてはいけません。
ゴールシーンは得意な形でしたし、仲間を信じ予測して走りこんで良かったです。
自分が大宮に加入したときはチームは降格圏にいて、「大宮を救ってほしい」と言われてチームに来ましたが、僕が今シーズンの前半戦、磐田で試合に出られていなかったときに声をかけてくれて必要としてくれたことにとても感謝しています。全試合でフル出場させていただいて、もっと勝たなくてはいけない試合がありましたが、最低限のことはできたと思います。自分自身の課題も見つかりましたし、もっとレベルアップしていきたいです。
先制点のシーンは、中野選手が外に流れたことで真ん中のスペースが空いていたので、そこにうまく入って合わせることができました。Jリーグ初ゴールはもちろんうれしいですし、今シーズン加入してここまで得点がなく、ゴールという形でチームに貢献したいという気持ちはすごい強かったです。得点できたことは良かったのですが、やはり最後の失点のところは自分がもっと良い判断ができれば防げたと思いますし、悔しい気持ちの方が強いです。
自分たちが望んだ結果には到底届かず、目標も下方修正する形になってしまい、本当に悔しい1年でしたが、それでも初めて出た試合でGKを務めたことも含めて、多くのことを経験することができました。
ファン・サポーターの方々には、1年間を通して変わらない、これ以上ないサポートをいただき、本当にありがとうございました。大宮アルディージャというクラブは、もっともっと上を目指すことが義務だと思いますし、上にいなければいけないチームだと思っています。これからも応援をよろしくお願いします。1年間、本当にありがとうございました。
今日の試合も勝ち切ることができず悔しかったです。
PKのシーンはチームの決まりごとで慎也くん(矢島)が蹴るはずだったのですが、慎也くんが「お前が蹴ろ」と言ってくれたので蹴りました。PKに対しての緊張や恐さはまったくなく、慎也くんからの言葉で自信がみなぎってきて、しっかり蹴ることができました。プロでは初のPKでのゴールでした。
このメンバーで戦える最後の90分だったので、みんなで楽しみながら戦おうという話をしていました。シーズン当初の目標はスタメンに定着することでしたが、もう少しゴールやアシストを増やしていかなくてはいけません。個人としてキャリアハイをどんどん更新していきたいと思いますし、来シーズンも数字にこだわってプレーしていきたいです。
今季も不甲斐ない結果となってしまっても、たくさんのサポーターが背中を押してくれたおかげで最後まで戦え抜くことができました。来季も引き続き応援をよろしくお願いします。
今節が今季最後の試合となりますし、前節は相手に上回られてしまいましたので、まずはピッチでしっかりパワーを出せるように準備したいです。日々の練習から一つひとつ取り組むことは一緒ですし、日ごろから応援してくださるファン・サポーターの皆さんへ感謝を伝える意味でもしっかり戦いたいです。
徳島戦の試合の入りは悪くありませんでしたが、先制されたあとに相手はスタンドの雰囲気もあって勢いがついてしまいました。後半に追いつけましたが、勝ち越しゴールを許したあとは相手の勝利への気持ちも強くなり、難しい試合展開になってしまいました。先制ゴールが大事になってきますが、90分間戦い抜き全力を出し尽くすことが必要です。ゲームの流れで準備してきたことができなくなってしまう部分がないように、今節にむけて修正したいです。
長崎の印象は個の質が高い選手が揃っていて、特に前線の選手がスピードアップしたときは迫力のある攻撃をしていますので、そういった形を作らせないようにしたいです。
前節が悔しい結果に終わってしまいましたし、このメンバーで一つになって戦うことはこれが最後になります。だからこそ、このラストゲームでチームが一つになって戦い、ホームゲームでもありますので、勝利をもぎ取りたいです。