大宮
- 3' 富山 貴光
- 46' アンジェロッティ
- 52' 浦上 仁騎
大分
前節は悔しい結果になってしまい、本当にもったいないですし、あのようことは二度と起こってはいけないと思っています。大分は個々のクオリティも高く、足元の技術もあると思いますが、まずは自分たちがしっかり戦って、1対1で負けないことや、球際や運動量、切り替で相手を上回ることが大事になってくると思います。そういった部分は試合までの練習でも突き詰めていきたいです。大分はボールを持つのが上手いので、我慢する時間も多少あると思いますが、自分たちのチャンスもたくさん出てくると思うので、そこをしっかり決めて勝ちたいです。
前節は栃木までとても多くのサポーターが足を運んでくれたなかで、勝利することができなかったのですが、次はホームでできるので、僕たちにとってアドバンテージになると思います。勝利して、サポーターの皆さんと一緒に「寝ても大宮」を歌えるように頑張ります。
大分の印象はパスをつなぐのが上手くて、ポゼッションのサッカーだと思うので、ボールを持たれる時間が長くなったり、磐田戦のように苦しい時間帯もあるかもしれませんが、粘り強くチームで戦えればと思います。
アウェイでまだ勝てていないということはもちろん課題ですが、ホームではまだ負けていないですし、このままホームでの無敗を続けたいです。上位の大分を相手に勝利することができれば、自信にもつながると思います。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
7 | シュート | 11 |
---|---|---|
10 | GK | 5 |
6 | CK | 5 |
3 | 直接FK | 13 |
2 | 間接FK | 3 |
0 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
今シーズン3度目のホームゲームとなる明治安田生命J2第6節は、4勝1分で2位の大分トリニータとの対戦だ。あいにくの空模様となったが、試合前からファン・サポーターの声援がNACK5スタジアム大宮を包んでいる。
試合を重ねるごとにスタメンが固まってきたなかで、石川が初先発となった。また、富山が開幕節以来の先発となり、アンジェロッティと2トップを組む。
好調なチームを迎える一戦を、相馬監督は「チャレンジするには申し分のない相手」と話した。今シーズンのチームを貫く姿勢で、勝利をつかみ取りたい。
試合はいきなり動く。大宮が動かす。
3分、この試合は左サイドに入っている柴山が、低く速いクロスを中央へ入れる。相手GKが弾いたボールを、富山がプッシュした。
柴山がクロスを入れる前に、茂木のポジションがオフサイドだとして、大分の選手は瞬間的に動きを止めた。そのなかでプレーを止めなかった大宮の姿勢が、先制点につながったと言える。
その後は大分にボールを握られる。自陣に押し止められる時間が長くなるものの、4-4-2のブロックを形成しながら前線から規制をかけていく。
システムのミスマッチがありつつも、守備ブロックを乱すことはなく、相手選手を決定的にフリーにすることはない。ボールホルダーに食いついても取り切れないことはあり、ブロックの間にパスを通されることもあったが、粘り強く対応していった。相手のミスを誘って、シュートへ持ち込む場面もあった。前半は1対0で終了する。
追加点は後半開始早々に奪った。46分、石川の縦パスが右サイドへ入り、高柳がワンタッチでさばくと、富山とのワンツーでペナルティエリア内へ侵入する。
ゴール前へのラストパスは、アンジェロッティが左足ワンタッチで流し込んだ。24歳のブラジル人FWは、これで3試合連続ゴールだ。
さらに52分、3点目が生まれる。高柳の右CKから、浦上がヘディングシュートを突き刺した。
相馬監督は59分に柴山を下げ、泉澤を投入する。70分には高柳と富山が退き、中野と室井が送り込まれる。前線の選手を入れ替えることで、プレスの強度を維持する狙いもあったのだろう。
大分が選手交代に伴ってシステムを2トップに変更してからは、最終ラインにかかる圧力が強まった。それでも、笠原が的確な判断でクロスボールに対応し、DF陣も相手FWをフリーにしない。
相馬監督は89分に、最後の交代カードを切る。小島がベンチに下がり、栗本が出場する。さらにアンジェロッティも退き、河田がピッチに入る。
5分のアディショナルタイムを経て、試合終了のホイッスルが鳴り響く。3得点は今シーズン初で、クリーンシートは2試合ぶり3度目だ。また、ホームでは3連勝である。
これで3勝3敗の五分に戻した。攻守が噛み合ったチームは、確実に自信を深めている。
(総評:戸塚啓)
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良い時間帯で点を取れたことが、非常に大きかったと思います。前節は、アウェイで非常に悔しくもったいないゲームで負けて帰ってきたなかで、試合の入りから我々が狙っている形で、先にゴールを奪うことができました。後半も立ち上がりに良い時間を作れたことが大きかったと、あらためて思っています。
ただ、前半は先に点を取って、大分もまだ負けがなく自信を持ってアウェイに乗り込んできている状態で、そこに対して少し受けるような時間もできてしまったかなと思っています。こちらがはめに行きたいところではめ切れなかった部分もありましたが、相手の攻撃をある程度制限でき始めてからは、落ちついてプレーできたと思います。
前半は奪ったあとに早くポイントを取れたときは良い形になっていましたし、後半もそれを続けることができたと思います。ただ、そこにしばらく移れなかったときが問題だと感じていたので、ハーフタイムに「もっと自信を持って動かしてほしい」という話をしました。後半は、しっかりと動かしたなかで先に点を取ることができましたし、それ以降もそういった時間を作ることができたと思います。
守備の強度が非常に高い大分に対して、点を取れたこともそうですが、失点しなかったことについては、自信を持って次につなげていきたいですし、ホームだけでなくアウェイでも勝点が取れるように、また選手たちとしっかり準備をして、次こそ勝利できるようにしたいです。
最初の1点はラッキーな形でしたが、先に点を取ることができたので、慌てずに「回されてる」というより「回させてる」意識を持ちながら、最後の危ない部分だけやらせないように意識してプレーしていました。まだまだボールを取り切れなかった部分もありますし、もっともっとボールを握れた場面もあったので、点数をつけるほどではないと思います。カサくん(笠原)に「試合中、性格が悪い」とよく言われますが、そう言ってもらえるのは一番うれしい褒め言葉だと思っています。
NACK5スタジアム大宮で勝つということは本当に幸せなことですし、こうやって足を運んでくださるファン・サポーターの皆さんと毎試合、喜びを分かち合いたいと思っています。また、できれば友人や家族を誘っていただいて、より多くの人たちと喜びを共有できるように僕たちも頑張るので、ぜひスタジアムに足を運んでいただければと思います。
個人としては今シーズン初ゴールを取ることができました。本当にラッキーが重なって入ったゴールでしたが、点が欲しかったので取れて良かったです。
今日も雨のなかたくさんのファン・サポーターの方が後押ししてくれましたが、これだけのスタジアムの雰囲気を作ってもらっているなかで、「絶対勝たなきゃいけない」と思いましたし、たくさんのエネルギーをもらえたので、それが結果につながって良かったです。
次はアウェイでの東京V戦になりますが、ぜひたくさんのサポーターの方にまたスタジアムで後押ししていただければと思います。アウェイゲームではまだ勝てていないですし、ミスを恐れずにしっかりとチャレンジして、勝利できるようにしたいです。
今日のような試合はなかなかあるものではないかもしれませんが、ただホームで3-0で勝ち、しかも自分も点が取れて、いままでやってきたことが間違いじゃなかったというか、また僕の頑張る材料の一つになる結果になりました。僕らしく地道に、また次のゲームに向けてしっかり準備していきたいです。
ホームで勝てている理由の大きな一つとして、間違いなく僕たちには心強いファン・サポーターがいて、アップからすごく声を出して応援してくれてますし、確実にその声が僕たちのパワーになってると思います。そういったところから、全員が「やってやるんだぞ」という気持ちが勝手に湧いてきますし、試合が始まってから終わるまで、ファン・サポーターの声が途切れず、僕たちの後押しになって、ホームゲーム負けなしという結果になっていると思います。
大分は無敗でここまで来ているチームだったので、そのようなチームに3-0で勝てたということは、確実に僕たちの大きな自信になりますが、J2リーグを戦っていく上で、どのチームも僅差ですし力の差があるわけではないことは僕たちも理解しています。今シーズン無敗だった大分に勝てたからといって、次も勝てるという訳ではなく、今シーズンはまだ連勝ができておらず、アウェイゲームで勝ててないので、また明日からしっかり切り替えて、次の試合に向けてやっていきたいです。
試合のなかではいろいろなことがありますが、メンタルや気持ちの部分、戦うこと、集中を切らさないこと、隣の人間を助ける気持ち、そういったことが大事だと思います。点を取っても点を取られてもそうですが、一喜一憂していてはダメですし、点を取ったとしてもどこかに冷静さがなければいけません。そういった意味でも自分たちがやるべきことはまだまだあると思います。
大分は球際であったり一つひとつのところがタイトな印象が強くて、ここまで失点が少ないのもそういった要因があると思います。まずは前節の反省を生かしつつ、気持ちの切り替えを含めて、戦いの舞台に立つ準備をしっかりすることが大事ですし、ファーストコンタクトから負けないように、ホームで勝ちにいく姿勢を見せたいです。