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10/9・山口戦 デジタルマッチデープログラム

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PDFをダウンロードし、A3用紙に印刷してください。その際、印刷サイズは用紙に合わせてください。出力した2枚の印刷していない面を貼り合わせて二つ折りにすれば、1/2縮尺サイズのマッチデープログラムになります。

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PDFをダウンロードし、A3用紙に印刷してください。表紙とP2、裏表紙とP3の組み合わせで印刷していない面を貼り合わせ、さらにホッチキスなどで留めれば原寸に近いサイズのマッチデープログラムになります。


“違い”を見せる

頼れるゲームキャプテンが戦列に戻ってきた。105日のモンテディオ山形戦で、矢島慎也が5試合ぶりにスタメンに名を連ねたのだ。

1日のザスパクサツ群馬戦で途中から出場していたが、山形戦はフル出場した。コンディションについて聞かれると、「大丈夫です」と頼もしい答えが返ってきた。

山形戦では2列目の左サイドから好機を生み出し、自らもゴールを狙った。終盤の選手交代後は2トップへポジションを上げた。ギリギリで判断を変えるプレーで、相手守備陣の急所を突くパスも通した。

シュートはチーム最多の4本を数えた。50分にペナルティエリア内から右足ボレーを放ち、73分には右CKから右足のループで狙ったが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

「せめて枠に入れたいですし、あそこのクオリティは自分が発揮しないといけないところなので悔しいです」

疲労が蓄積していくと、技術の精度が削がれがちだ。「そういう時間帯で“違い”を見せたいというか、技術を発揮できるかどうかが重要だと思うので、チャンスを大事にしたいです」と言う。J1でも十分に通用するクオリティを持つだけに、好機に絡むだけでなく、好機を得点に結びつけることを自らに課すのだ。

試合は1-1で引分けた。89分の同点弾で勝点1を引き寄せ、チームは19位に順位を上げた。

「よく追いついた試合ですけど、求められているのは勝ちなので。ただ、負けと引分けでは大きな違いがあるので、積み上げていくことは大事です。後半は相手もカウンターでチャンスがあって、そこでGKと最終ラインの選手が体を張って守ってくれて、追いつくことができたのはポジティブにとらえたいと思います」

群馬戦から中3日の3連戦でレノファ山口FC戦を迎える。残留決定までカウントダウンが始まっている状況でも、矢島は目前の試合に集中している。もちろん、目指すのは勝利のみだ。

「勝ちしか求められていない状況なので、自分たちに何ができて、何ができないのかを、しっかり判断してやらないといけない。自分たちがやりたいことだけをやっても良くないですし、最後は戦術とか技術は関係なくなってくるとも思うので、チームとして統一された戦いを意識するべきだと思います」

大きなものが懸かる一戦で“違い”を見せる。

(戸塚 啓)

PREVIEW OMIYA
メンタル、球際、戦う姿勢で相手を上回れ

このカードは2連敗中だ。今季最初の対戦は0-1で敗れた。山口はここ6試合負けなしと好調でもあるが、J2残留に向けて負けられない一戦はデータや相性で計れないところがある。大宮は中3日でこの試合を迎えるが、疲労感が残っているとしても、メンタルで補うことはできるはずだ。

試合の入り方はポイントになる。山口は第38節の群馬戦で13分に、第39節の岩手戦では16分に先制している。一方、大宮は5日の山形戦で開始9分に失点した。山形戦の後半のように、守備からリズムを作って試合の主導権を握りたい。

3-4-2-1]を基本布陣とする山口とは、システムのミスマッチが起こる。活用できるスペースを見つけ合う展開が予想されるが、大宮の[4-4-2]は守備の穴を作りにくい。連動してプレスをかけることができれば、カウンターも発動可能だ。

システムや戦術にも増して重要なのは、戦う姿勢だろう。攻守の切り替わりやデュエルで相手を上回る。体を投げ出してもボールを奪い取る、セカンドボールを支配する、シュートを押し込むといったプレーが、ファン・サポーターとの一体感を高める。それによって、ホームアドバンテージがさらに引き立つはずだ。

この試合に勝てば、岩手と琉球の結果次第で残留が決まる。勝利をつかんだ上で、引退を発表した菊地光将との再会を果たしたい。

(戸塚 啓)

予想フォーメーション

DATA ANALYSIS
通算成績
ランキング
大宮アルディージャ レノファ山口FC
ゴール アシスト ゴール アシスト
富山 貴光 7 柴山 昌也 8 高井 和馬 7 橋本 健人 3
河田 篤秀 7 矢島 慎也 4 沼田 駿也 7 田中 渉 3
矢島 慎也 4 小島 幹敏 4 高木 大輔 5 高木 大輔 3
菊地 俊介 4 河田 篤秀 3 池上 丈二 3 沼田 駿也 3
中野 誠也 4 茂木 力也 他2名 2 田中 渉 他3名 3 佐藤 謙介 他4名 2
※データはすべて2022年10月8日現在
PREVIEW YAMAGUCHI
菊地光将、最後のNACKで躍動なるか

昨季の大宮ホームでの対戦(第38節、2-1で山口の勝利)は、残留争いの直接対決だったが、今季は山口としては一足先に残留を決めてこの試合に臨むことができる。。

山口の直近を振り返ると、9月初戦の横浜FC戦で、2点リードを許して迎えた終盤に一気に追いついて引分けに持ち込み、上位から勝点1をもぎ取った勢いのまま、9月を32分の負けなしで乗り切った。そして、10月初戦の前節・岩手戦を引分けて、現在6試合負けなしの状況だ。

残り3試合は、一つでも上を目指し、成長するための戦いになるが、メンタルが問われる戦いでもある。前節はそれを象徴するかのように90+6分で追い付かれて勝利を逃してしまったが、この試合では同じ轍を踏まないようにしたい。

寂しい話題になるが、大宮でも活躍した菊地が現役引退を発表した。2020年から山口に加入したが、それまでの8年間を大宮でプレーし、菊地・河本の鉄壁コンビは、Jでも屈指の守備力を誇っていた。その豊富な経験を山口の若い選手らに伝えてくれたおかげで、眞鍋や高橋、生駒といった若手が成長を遂げている。前節は64分からピッチに立ち、持ち前の球際の強さやシュートブロックを見せてくれた。愛着があるはずの大宮のピッチで躍動してもらいたい。

(エル・ゴラッソ山口担当/田辺 久豊)


PICK UP PLAYER
FW 32 高井 和馬

昨季まで山口のエースとして君臨し、今季から水戸に移籍したが、夏に再び山口に戻り、「また山口の力になりたい。戻るからには気持ちを切り替え、人として選手として変わったというところを見せないといけない。覚悟を持ってやっていく」と意気込んだ。

前々節・群馬戦でハットトリック、前節・岩手戦では2得点。2試合で5得点と絶好調。やっぱり高井はオレンジのユニフォームが似合う男だ。

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