今野浩喜の「タダのファン目線記」小石田純一さん 後編

今野さんが「ただのファン目線」で行きたい場所に行ったり、会いたい人に会う本連載。今回も大宮アルディージャサポーターでありモノマネ芸人の小石田純一さんを迎えてサッカー談議に花を咲かせました。最後は懐かしいあのイベントの話も。


好きなサッカーのスタイル

今野「小石田さんって、どんなサッカーが好きなんですか?」

小石田「どういうサッカー……ですか」

今野「簡単に言うと、バルサなのかレアルなのか」

小石田「バルサは好きですよね。やっぱり」

今野「それなのに大宮、三浦(俊也)さんがいいって言うのは(笑)」

小石田「確かに(笑)。やっぱりボールを持ってゲームを進めるサッカーは好きですけど、大宮のサッカーを観て、応援するようになってから、しっかり守って1-0で勝つサッカーを楽しめるようになりました」

今野「わかります。俺は、もともとそういうサッカーが好き。大宮のせいなのかな」

小石田「そうかもしれない。だから、全然楽しめるようになりました」

今野「なるほど。俺も、大宮の次は町田が好きかもしれない」

小石田「あぁ」

今野「なんだろう。身の丈に合った勝つ方法を探すべきじゃないですか」

小石田「それで町田はJ1で上位ですからね。相手選手やチームに対応して勝つ方法を探すの大事ですよね。勉強になりますね」

今野「なります。周りから文句を言われるのも、めっちゃ気持ちいいと思いますよ」

小石田「いろんなチームがあるのは面白いですね」

今野「そうですね。小石田さん自体はサッカーはやるんですか?」

小石田「いや、全然です。サッカー経験は、小学校低学年くらい」

今野「キャプテン翼の影響ですか?」

小石田「あぁ、見せられましたね。親に」

今野「えっ!?教材にはならないでしょ」

小石田「ツインシュートとか、やってましたよ(笑)」

今野「オーバーヘッド」

小石田「あと、GKがポストを蹴って飛ぶとか」

今野「ドライブシュートとかね」

小石田「シャツの袖をまくって、日向小次郎とかも」

観戦場所はもっぱらゴール裏

今野「はいはい。小石田さんは試合を観てるとき、ヤジるんですか?」

小石田「いやいや(笑)。ヤジってたらヤバいでしょ」

今野「裸には?」

小石田「だから、小石田純一がゴール裏で裸になってたら大変ですよ」

今野「裸にセーターはないですか?」

小石田「ちゃうちゃう。選手が一生懸命戦っているなか、こっち側で目立とうとするのは嫌なんですよ」

今野「それじゃ、一番前で旗振ったりとかは?」

小石田「やらないです(笑)」

今野「セーター着ながら」

小石田「アハハハ……」

今野「スタジアムで声かけられます?」

小石田「たまに。でも、こういう格好をしてないと、そこまで気づかれません」

今野「変装してるんですか?」

小石田「いや、別に。帽子くらいかぶりますけど」

今野「ふ~ん、それだけ」

小石田「どこで観てるんですか?」

今野「俺は基本DAZNです」

小石田「スタジアムには行かない?」

今野「めちゃくちゃ声かけられたくないんで」

小石田「アハハハ……。なのに、僕には裸にセーターって。逆に声かけられないかも」

今野「危ないヤツだって(笑)」

小石田「声かけられたり、見られてると思うと、緊張しますよね」

やっぱり気になる花粉症

今野「これまで観た中で一番印象に残った試合ってなんですか?」

小石田「う~ん……なんだろうな。ムルジャが初めて出てきた試合(2014年7月19日・第15節の広島戦。ムルジャの2得点で追いつき3-3のドロー)かな」

今野「え~?」

小石田「途中から入ってゴール決めたんですよ」

今野「ふ~ん」

小石田「うわっ、すごいゴール決めるじゃん、この人って」

今野「全然覚えてない」

小石田「あのときもゴール裏で観てて、ムルジャってうまいんだって」

今野「フフフ……。話それますけど、花粉症なのにマスクしてないように見えるじゃないですか、実はしてるんですよ」

小石田「どういうことですか?」

今野「鼻の中にしてるんですよ」

小石田「(鼻の中を確認して)ホントだ。入ってる。それで花粉を防げるんですか?」

今野「はい」

小石田「すごいですね。両方入ってるんですか?」

今野「入ってます」

小石田「呼吸は?」

今野「すごいしづらいです。でも、薬を飲まずにいられます」

小石田「それはいいですね!」

今野「でも、めちゃくちゃ違和感があります」

小石田「ですよね。入ってるんですもんね」

今野「そうなんです」

小石田「……花粉の話に戻りましたね」

※詳しくは前編へ

今野「言いたかったんです」

謎の代表戦いじり

今野「日本代表の試合も観るんですか?」

小石田「あんま観ないですね」

今野「さすがですね」

小石田「ワールドカップくらいですね。ちゃんと観るのは」

今野「ふ~ん。それぐらいなんですね」

小石田「日本代表の試合とかたまに観ると、ビックリしますね。うますぎて」

今野「アハハハ……。わかります!」

小石田「パスも速いし、判断力も早い。こんなテンポでやってるんだって」

今野「見づらいです。逆に」

小石田「目が慣れてない(笑)」

今野「早すぎてつまらない」

小石田「観てて追いつかない」

今野「脳がおいていかれる」

小石田「もっとね、パスもらってから考えればいい」

今野「その前に考えちゃってるから(笑)」

小石田「首振りすぎだろって(笑)」

今野「ビックリします。試合は兄弟と観に行ってるんですか?」

小石田「いや、最近は……。でも、三人兄弟の一番下は、よくスタジアムに行ってますね。姪っ子と一緒に」

今野「姪っ子さんも好きなんですね」

小石田「ただ、柴山(昌也)選手と大山(啓輔)選手が好きだったので、今は誰推しなのか……。たぶん、市原吏音選手とか好きそうですけどね」

今野「サッカー以外は何も観ないんですか?」

小石田「スポーツですか?」

今野「うん」

小石田「特には……」

今野「さすがですね」

小石田「やってたら観るくらいですかね」

今野「やってたら何だって観そうですね、逆に(笑)」

小石田「ヌハハハ……。何でも観るかもしれないですね」

今野「他の趣味は? サッカーゲームとか」

小石田「しないですね」

今野「へ~」

小石田「音楽が好きなのでロックフェスとか行ってます」

今野「誰が好きなんですか?」

小石田「う~ん、誰ですかね。最近聴かなくなっちゃったからな」

今野「フフフ……」

小石田「だから、好きでもないのかな」

今野「ロックフェスって、FUJI ROCKとか?」 

小石田FUJI ROCKとかSUMMER SONICとか、ROCK IN JAPANもよく行ってました」

今野「テントに泊まって、何日もやるやつ?」

小石田FUJI ROCKとかはテントに泊まりますね」

今野「小石田さんも?」

小石田「テントに泊まったこともあります」

今野「あれはどこでやってるんでしたっけ?」

小石田FUJI ROCKは苗場です」

今野「苗場までテントを持って行くんですか?」

小石田「そうですね」

今野「大変ですね」

小石田「いや、好きで行ってますから()

今野「日焼けとかもあるし」

小石田「大変ですね。日焼け止めしないと、ヤバいです」

今野「シャワーとかあるんですか?」

小石田「ありますあります。苗場プリンスホテルの大浴場を使えたりも」

今野「へ~。いつくらいまで行ってたんですか?」

小石田「去年も1日だけ行きました」

今野「けっこう行ってるんですね。やったらいいじゃないですか、そういうフェス」

小石田「やれないですよ。大変ですって()

晴れてオールスターの一員に

今野「小石田さんはアルディージャのイベントやったことあるんですか?」

小石田「あります」

今野「どういうのやったんですか?」

小石田「試合前にネタするのと、PKやりましたね。それに呼んでもらいました」

今野「もっと大々的にやってほしいな」

小石田「どういうのですか?」

今野「俺たちは、パレードとかやりましたからね」

小石田「意味がわからない。何をやったんですか?」

今野「歩きましたよ」

小石田「パレードって、何かお披露目するとかじゃないですか」

今野「いや、ディズニーにだってあるじゃないですか」

小石田「はいはい。ああいうショー的な。どこを?」

今野「大宮駅からスタジアムまで」

小石田「けっこう距離あるじゃないですか()。一人で?」

今野「いや、小石田さんみたいに、このコーナーに出てくれた人たち何人かで()

小石田「それってパレードですか? 歩いてスタジアム行っただけじゃ……」

今野「いや()。そう受け取る人もいるでしょうけど、オフィシャルなイベントとして、オールスターとしてですから」

小石田「オールスター?」

今野「このコーナーに出てくれた人たちで、大きな催しものをやってるんですよ。しかも、クラブ公式ですからね。怖いですよね、このクラブ」

小石田「誰か止めなかったんですか?」

今野「そうなんですよ。ビックリですよね。浮かんだ案をその場のノリで言って、それが受け入れられていく怖さ」

小石田「すごいことやってますね」

今野「ホント、信じられません()

小石田「アハハハ……。それじゃ、僕もパレードできるように頑張ります」

今野「そうですね、いつかできると。ただ、小石田さんも今回で出る権利は得ましたから、ちゃんと出してあげますよ」

小石田「ありがとうございます。オールスターの一人に」

今野「はい。エントリーされました。うれしいでしょ」

小石田「……はい」

※イベントを振り返った回はこちら

今野「最後、何か言い残したことは? 告知でもいいですよ」

小石田「僕、YouTubeで『小石田Jチャンネル』っていうのをやってまして。今、実家の畑で農作業してるのをけっこうアップしてるんです」

今野「へ~、楽しそう!」

小石田「それで今回、大宮アルディージャの練習を見学させてもらって、選手とちょっとお話しさせてもらったのもアップしていくので、ぜひ、チェックしてください」

※小石田さんのYoutubeチャンネルはこちら

今野「選手に農作業してもらってもいいんじゃないですか」

小石田「そんな迷惑かけられません」

今野「いいと思いますよ。体力あるから」

小石田「アハハハ……。うちの農作業で体力削らせたくない」

今野「じゃ、ありがとうございました」

小石田「そんな締め方! 何か続きそうな感じで終わるんですね」

今野「はい」

小石田「こちらこそ、ありがとうございます」

構成:粕川哲男

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