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10/5・山形戦 デジタルマッチデープログラム

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PDFをダウンロードし、A3用紙に印刷してください。その際、印刷サイズは用紙に合わせてください。出力した2枚の印刷していない面を貼り合わせて二つ折りにすれば、1/2縮尺サイズのマッチデープログラムになります。

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PDFをダウンロードし、A3用紙に印刷してください。表紙とP2、裏表紙とP3の組み合わせで印刷していない面を貼り合わせ、さらにホッチキスなどで留めれば原寸に近いサイズのマッチデープログラムになります。


危機感を力に

アカデミーから昇格して今季プロ1年目のシーズンを戦う山﨑倫は、一歩一歩しっかりと歩みを進めている。

820日、初めて18名のメンバーに選ばれた第32節のFC町田ゼルビア戦で74分からピッチに立ち、初出場を果たした。910日、第35節のヴァンフォーレ甲府戦で出場時間を伸ばして30の快勝に貢献すると、14日の第36節・大分トリニータ戦では初スタメンを飾り、その4日後の第37節・栃木SC戦で初アシストを決めた。

左サイドでルーズボールに反応し、自慢のドリブルで切れ込みながら一人をかわし、対応にきた二人目の股間を抜く技ありのパスで中野誠也の得点をお膳立てした。

現在4試合連続先発出場中。チームが残留争いを繰り広げるなか、「積み上げてきたものをピッチで出すこと」「結果を残して監督の信頼を勝ち取ること」「自分の価値を示すこと」などを意識しつつ、奮闘している。

Jリーグデビューからまだ2カ月も経っていない若者の足取りは、傍から見れば順調に見える。しかし、本人の胸の内にあるのは、手応えだけではない。

「徐々に試合に絡んで、初アシストも決めて、手応えはだいぶつかめているんですけど、まだ得点がないので前線の選手としては……。もともと『大宮を救う』と言ってきたので、もっともっと数字の部分、得点やアシストにこだわっていかなければという意識があります」

そこにあるのは、チームの勝利が最優先という思い、そしてゴールやアシストなど目に見える結果を残さない限り、生き残れないという危機感だ。自分自身のプレーに関しても、伸ばすべきところを痛感している。

「普段の練習でも感じていることですが、試合に出て一層フィジカルの重要性を感じています。競り負けない体を作ること、判断のスピードを上げて対応すること、そのあたりが課題だと思っています」

その一方、憧れの場所だったNACK5スタジアム大宮のピッチに立ち、ファン・サポーターの前でプレーできる喜び、充実感もある。だからこそ自分のプレーをチームの勝利に結びつけることで、恩返しがしたい。

「本当にあとがないので、闘争心を燃やして死に物狂いで勝ちにいき、ファン・サポーターの皆さんたちと一緒に最高のスタジアムで喜びを爆発させたいです」

今季も残り4試合。今月中に明暗が分かれる。試合を重ねるごとに確かな成長を見せている19歳のルーキーは、4試合中3試合をホームで戦える強みも支えに、「絶対に勝点3を手にする」覚悟で戦いに挑む。

(粕川 哲男)

PREVIEW OMIYA
左サイドの攻防を制し、難敵を退けろ

4日前に首位・新潟と引分けた山形は現在7位。J1参入プレーオフの出場権を得られる6位・仙台との勝点差は「3」だけに、モチベーション高くこの大宮戦に乗り込んでくる。

クラモフスキー監督の[4-2-3-1]システムを基本に、選手全員のポジショニングとハードワーク、攻守両面の高いプレー強度が持ち味の山形は、今節も自分たちのスタイルを貫くに違いない。大宮は、その勢いを受けることなく、押し込まれても粘り、最後まで集中を切らさずに戦い抜きたい。とくに、持ち前のアグレッシブな守備がどこまでハマるかが試合の趨勢を大きく左右する。プレー強度で相手を上回ることさえできれば、勝機は見えてくるはずだ。

警戒すべき選手は多いが、U-21日本代表の欧州遠征でさらなる経験を積んできた攻撃的SB半田の動きには注意したい。高い位置を取って積極的にしかけてくるドリブル、ショートパスを使っての崩しは山形の攻撃のスイッチの一つだけに、彼に自由を与えてはいけない。マッチアップする山﨑には、攻守にわたって半田の攻撃参加を牽制する重要なタスクが課されているはずだ。時には中野や富山のプレスバックを交えた数的優位、ダブルチームでの対応も必要になってくるだろう。

難敵相手にホームで意地を見せ、J3自動降格枠との勝点差を少しでも広げたい。

(粕川 哲男)

予想フォーメーション

DATA ANALYSIS
通算成績
ランキング
大宮アルディージャ モンテディオ山形
ゴール アシスト ゴール アシスト
富山 貴光 7 柴山 昌也 8 デラトーレ 9 國分 伸太郎 6
河田 篤秀 7 矢島 慎也 4 チアゴ アウベス 8 河合 秀人 4
矢島 慎也 4 小島 幹敏 4 藤本 佳希 7 小西 雄大 4
菊地 俊介 4 河田 篤秀 3 加藤 大樹 6 山田 康太 4
中野 誠也 4 茂木 力也 他2名 2 山田 康太 他1名 5 半田 陸 3
※データはすべて2022年10月4日現在
PREVIEW YAMAGATA
勝てばプレーオフ圏浮上。勝点3を狙う

前節は首位・新潟に終盤で追い付かれ、勝ち切ることができなかったが、これまで蓄積してきたものを正面からぶつけることができた。そして得た勝点1が、山形の運命の扉を開くかもしれない。

前節を終え、7位・山形と6位・仙台の勝点差は4差から3差に縮まった。今節勝利すれば、得失点差で上回る山形が6位に浮上し、J1参入プレーオフ進出を自力でつかむ権利を得る。今節は山形の都合で週中の代替試合になってしまった経緯はあるが、是が非でも勝点3を持ち帰りたい一戦との位置付けだ。

ボールを保持し主導権を握るスタイルに明確に舵を切って3年目、ピーター・クラモフスキー体制は2年目。スコアや目先の結果にとらわれず、プレー強度にこだわり、テンポの速いポゼッションスタイルを一貫して積み上げてきた。交代カードを切った後にギアが上がらなかった課題も、夏の補強などで厚みを増した戦力で改善されている。セットプレーやクロス対応なども着実に改善し、流れのなかでの失点もほぼ見られなくなった。

ようやく調子が上向き、さあここからというときに負傷離脱者の続出やコロナ陽性者の急増などでノッキングすることが多く、そのたびに立て直しに追われた。現在も好調期に入ってきたが、もう立ち止まることはない。

(エル・ゴラッソ山形担当/佐藤 円)


PICK UP PLAYER
FW 29 ディサロ 燦シルヴァーノ

サイドを崩しクロスから仕留める得点パターンを持つ山形に、待望のワンタッチゴーラーが加入したのは今年7月。ここまでの13試合5得点には満足していないだろうが、その効果でチームコンセプトがより明確に実践され、山田をはじめとした周囲の選手がプレーの輝きを増している。

前節は首位・新潟から先制ゴールを奪った。今節ゴールすれば、NACKでは3年ぶりのレレマスク披露となる。

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