今野浩喜の「タダのファン目線記」 キャンプ編②
今野浩喜の「タダのファン目線記」 キャンプ編②

今野さんが“タダのファン目線”でクラブ関係者らに逆取材を敢行するシリーズ企画から一転、迷走する雑談コーナーとなっている本連載。前回に続いて、クラブハウスと同じさいたま市西区にオープンした「さいたま桃月園キャンプ」場から今野さんによる“キャンプレポート”をお届けする。



併設するカフェでお食事タイム

真田(スタッフ)「パンケーキが焼き上がったようなので、カフェに行きますか」

今野「うわ~、これはなんですか?」

関(店主) 「カフェラテと、当店自慢の『ふるしゅわスキレットパンケーキ』です」

今野「これはメープルシロップ?」

「はちみつです。最初はそのまま、途中からバターと一緒で食べていただければ」

今野「(みんなに見られてると)緊張感があるな(笑)」

一同「(食べる今野さんを凝視)」

今野「急に、なんでこんなに静まり返っちゃう……。普通に食べますよ」

「どうぞ」

今野「何か描いてある。焼き印ですか?」

真田「ここが『Big Mouse』というカフェなんですけど、お店のロゴです」

今野「あ~、ネズミなのか」

真田「そうです」

今野「こういうのは、誰が考えたんですか?」

「うちで働いてくれている、うみちゃんが。デザインのセンスがいいので」

今野「このキャンプ場は、誰が始めようと言ったんですか?」<p/

真田「僕らの会社の代表ですね」

今野「いくつくらいの方ですか?」

真田「今、40歳です」

今野「へ~。みなさん、これまで別の仕事をされていた?」

真田「僕は、ここを始める直前に『新しい事業をやりたいから』と呼ばれました」

今野「それまでは何を?」

真田「全然関係なくて、造船会社で働いていました」

今野「関係ないですねぇ。造船会社からキャンプ場……、だいぶ勇気が要りません?」

真田「いや、そんなことは。迷いなく辞めて、こっちに来ました」

今野「もともとキャンプが好きだったんですか?」

真田「造船会社の前は、オーストラリアでダイビングのインストラクターをやっていて、それが僕の中で残っていたので」

今野「オーストラリア!」

真田「はい。それで、やっぱりアウトドアの仕事がしたくて」

今野「地元がこっちの方だったんですか?」

真田「いや、大学がこの近くで、地元は静岡です」

今野「へ~。絶対静岡の方がいいキャンプ場ありますよね」

真田「確かに! 静岡帰ろうかなぁ」

一同「あははは……」

今野「このキャンプ場は気になっている人がいっぱいいると思う。そう思いませんか?」

真田「可能性は、まだまだあると思います」

今野「ここに来るまでは、どのあたりでキャンプをしていたんですか?」

真田「海沿いが多かったですね」

今野「……すごいここ向いてないですね(笑)」

真田「そうですね(笑)。埼玉なので、完全に諦めました。さっき焚火を囲みながら、『キャンプは暇』っておっしゃってたじゃないですか。僕もすごく同感で、アウトドアのコンテンツを懸け合わせたいと、ずっと思ってたんです」

今野「ふんふん」

真田「海沿いがよかったのは、サーフィンができることなんです」

今野「あ~」

真田「そうすると暇な時間が減るんですね(笑)。体が疲れるので、ご飯も美味しいし」

今野「だからキャンプ場とカフェなんだ。どれぐらいお客さんが来るんですか?」

真田「先月までは、週末はすぐ埋まっちゃう感じで、平日も満室が続いていました」

今野「ふ~ん」

真田「やっぱり秋は盛況で、冬はちょっと少なくなる感じですかね」

今野「まさか(昨日)雪が降るとは思わなかったですね。さっきいたファミリーの方は、どんな感じでした?」

真田「大変そうでした……。片付けが遅れていたのも、雪のせいだと」

今野「雪よりも、解けた状態が嫌でしょうね」

真田「帰ってからの片付けも、大変だと思います」

今野「そうなんですよね。(キャンプYouTuberは)そのあたりも動画にしないと」

真田「冬は、テントを干しにだけ来るお客さんもいました」

今野「最初の頃、あの人は何? と思いましたけど、乾かしてるんですよね」

真田「カビが生えちゃいますからね」

今野「キャンプ歴はどれくらいなんですか?」

真田「6年くらいですね」

今野「最初、タープとか建てるのグダグダしてるの、見られたくないですよね」

真田「そうですね(笑)。僕の場合は完全に見られちゃいましたけど。オーストラリアにいたとき、キャンプの知識がなさすぎて、テントを建てられないまま玄関にエアベッドを置いて寝ました(笑)」

今野「あははは……。キャンプでも何でもない。玄関ですか」



キャンプを始めたきっかけは?

真田「はい。今野さんは、いつから?」

今野「車を買ってからなんですよ。去年、ジムニーのシエラを買って、車からキャンプを始めないといけない感じが」

真田「車にやらされた(笑)」

今野「はい。まず車が届くまで1年かかって、その間にジムニーの動画を見てたんですが、どうしてもキャンプが紐づけされていて……。気づいたら道具が一通り」

真田「ふふふ……」

今野「そこからなので、まだ1年と少しですね」

真田「でもすごいですね、車の上にもルーフテントが」

今野「あれは、キャンプ関係なく欲しかったんです」

真田「そうなんですね」

今野「俺の仕事って意味のない待ち時間が……、いや意味はあるんですけど、こっちからしたら何なんだっていう。それが木更津とかで3時間待ちとかなると、そういうとき時間を潰すように欲しかったんです」

真田「なるほど。街中でも車一つでシティキャンプができますもんね」

今野「駐車スペースさえあれば可能です」

真田「確かに」

今野「(店主を向いて)料理は、もともとやってたんですか?」

「いや、特に修行とかは……」

今野「みんな何なんですか(笑)。どうすれば、ここまで完成させられるんですか?」

「もともと趣味でコーヒーの焙煎とかをやっていて、本当にいつか自分の店が持てたら、なんて話を社長にしていたんですけど、それを覚えてくれていて……」

今野「はぁ~。パンケーキカフェみたいなのがやりたかったんですか?」

「そういう訳でも……。ただキャンプ場に隣接しているので、うまく循環できるようなお店にできればと思いました。あとは発酵食品がすごく好きだったので、カフェと発酵をかけ合わせたらどうなるかな、と実験するような感じで」

今野「へ~。オートキャンプはできないんですよね?」

真田「今、別の場所を探しています」

今野「どのあたりで?」

真田「ここから20分圏内くらい」

今野「ふ~ん、相当味をしめたわけですね(笑)」

真田「いやいや」

今野「でも、恐くないですか? 今のキャンプブームが去ると思うと」

真田「それはないですね。いろいろコンテンツを懸け合わせているので」

今野「うるさいお客さんとか来ます?」

真田「来ないんですよ。禁止してます」

今野「禁止って?」

真田「パリピ禁止と書いてあります」

今野「パリピ意識がなくてもパリピの人がいるじゃないですか」

真田「だから、お客さん同士で監視するシステムを作っていて、LINEで報告してもらって僕らが注意するようにしています。それでも迷惑かけるようなら退場してもらいます」

今野「犬はどうですか?」

真田「静かなワンちゃんが多いですね」

今野「ド深夜に、犬の鳴き声だけが響くようなこともありますからね」

真田「あははは……」

今野「しょうがないかと思いますけど、飼い主さんよく寝られるなと思って」

真田「確かに」



突然の企業案件感

今野「それじゃ、アルディージャのキャンプグッズを紹介しますか」

真田「シェラカップですか!」

今野「急に案件感が出てきたけど(笑)」

真田「うわっ、すごい。オリジナルアイテムなんですね。可愛いですね」

今野「いいですよね。僕もさっき知ったんですけど。意外とちゃんとしたものがある」

真田「あははは……」

今野「『CAPTAIN STAG』とコラボなんてしたんですね」

真田「本当だ! 触ってもいいですか。うん、ちゃんとしてる」

今野「ですよね」

真田「こういうキャンプ用品をそろえる喜びもありますからね」

今野「これいいよな。ステンレス製のカレー皿、フォークとスプーンのセット、そして、持ち手がついたシェラカップ。シェラカップは、何個あってもいいですからね」

真田「いろいろ使えますよね」

今野「やる人は、これで米を炊いたりしますからね」

真田「デザインもいいですね」

今野「真田さん、こっちに座りませんか?」

真田「いいですか。ありがとうございます」

今野「海沿いのキャンプ場って、どこに行くんですか?」

真田「ここからだと九十九里とか大洗ですかね」

今野「このコーナー、次はどこに行ったらいいか、お薦めなところはあります?」

真田「めちゃめちゃあります」

今野「ホントに!」

真田「真鶴にある……」

今野「どこですか?」

真田「神奈川ですね」

今野「それ、キャンプ場の話ですよね」

真田「はい?」

今野「違います。この取材で、です」

真田「あ~! そういうことですか」

今野「キャンプコーナーが続くわけじゃなくて、次の取材先ってことです(笑)」

真田「すみません(笑)。行きたいところとかあるんですか?」

今野「う~ん……」

真田「まだ探り探りなんですね」

今野「こんな相談されても困りますよね(笑)」

真田「必死に考えてますけど……」

今野「どう考えても荷が重いですよね(笑)。初めて会ったのに、人の紹介だけじゃなくコーナーの方向性まで相談しているわけだから」

真田「そうなんです(笑)」

今野「そろそろ終わった方がいいですかね」

真田「大丈夫ですか? こんな感じで」

今野「ま、いつもこんなものなんで。最後、このコーナーを見てキャンプ場に来てくれたファンの方に、何か特典のようなものは……」

真田「そうですねぇ、何がいいですかね」

今野「相当大きく出ても大丈夫ですよ(笑)」

真田「そうしたら、薪の使い放題2000円のところ、500円引きで。期限とかありますか?」

今野「無期限も面白いと思います(笑)」

真田「じゃ、3月いっぱいまでにしましょうか」

今野「ありがとうございます」

真田「アルディージャのサポーターの方が来てくれたらうれしいですね」

今野「ということで、今日はありがとうございました」

真田・関「ありがとうございました!」

 

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